お友達とお別れのときが来る

小さい頃には、それほど感情表現が豊かではなく、わりといつも淡々としていた息子。 お友達と一緒にいても、一緒に遊ぶというよりは、1人で黙々と遊んでいたことが多かったものです。

そんな息子も3歳が近づくとようやく、一緒にいるお友達とボール投げをしたり、走り回ったりと、 人と関わる場面が増えてきました。

『こどもチャレンジ』という子供向けの教材があったのですが、その中に登場する『しまじろう』というキャラクターが この年代の子供たちはみんな大好きでした。 ある日、そんなしまじろうの『親子コンサート』に行ったことがありました。

コンサートは1時間前後だったでしょうか。 息子は泣いたり騒いだりはせず、おとなしくしていましたが、その代り他の子供達のように しまじろうと一緒に歌ったり踊ったりもしません。 ただじーっと舞台を見つめていたので、果たして楽しんでいるのかどうか、分からなかったのですが。

でも、コンサートのフィナーレとなり、しまじろうや他のキャラクターが下がり、幕が下りた途端 大声で泣き出した息子。 どうやら、しまじろう達とお別れするのがさびしかったようで。 動きは小さかったけれど、それなりにコンサートを楽しんでいたみたいです。

このころ、いちばん仲良くしていた同じ年のお友達が、県外に引っ越しをすることになってしまいました。 親子で仲良くしてもらっていたので、私としてもかなりショックでした。 息子には引っ越しという意味はまだまだ分からないはずでした。 でも、『もう今までみたいに毎日会えなくなっちゃうんだよ』と話した意味は通じていたようで その子とのお別れの時には、大泣きしてしまいました。

こんな別れもだんだん理解できるようになってきたんだな…という感慨深い気持ちと、さびしい気持ちと、かわいそうな気持ちと…。 いろいろな気持ちがごちゃまぜになって、私も息子と一緒になって涙が止まらなかったのを覚えています。

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